「三井のリハウスって仲介手数料の値引きをしてくれる?」
マンションの売却について考え始めると、このような疑問が浮かびます。
- 仲介手数料高すぎない?
- 仲介手数料って値引きできるかな?
そんな疑問を解消すべく、マンションの売却を実際に経験した私が、『マンション売却のリアル』を紹介します。
それでは、早速いきましょう!
【結論】三井のリハウスは仲介手数料の値引きをしてくれるのか…
三井のリハウスは仲介手数料を値引きしてくれる?
値引きをしてくれます!
というわけで、早速結論ですが、三井のリハウスは仲介手数料の値引きをしてくれます!
私の経験した売却では、『10%の値引き』を提示してくれました。
不動産業界の最大手である三井のリハウスでも値引きをしてくれたので、大小問わずほとんどの不動産会社で仲介手数料の値引きはできるでしょう。
不動産会社が仲介手数料の値引きを提示してくる理由
ぶっちゃけ、受け取れる手数料の額だけを見れば、不動産会社にとって、仲介手数料の値引きは『損』です。
というのも、マンションの売却において、不動産会社にとって、仲介手数料は唯一の収入源だからです。
しかし、その損を上回るメリットがあるため、不動産会社は仲介手数料の値引きを提示してきます。
値引きを提示してくる理由
- 他社を通して売られて手数料がゼロになるよりも、受け取れる手数料が減っても自社で売りたいから
- 魅力的な条件を提示して、手数料を確実に受け取れる媒介契約を結びたいから
この仕組みを理解していて、うまく利用すると、仲介手数料の値引き分、ちょっとだけマンションを高く売ることができます。
【注意】仲介手数料の値引きができないケース
しかし、どんな条件でも値引きができるわけではありませんので注意が必要です。
仲介手数料の値引きができない
- 『一般媒介契約』を結んだ場合
仲介手数料の値引きができる
- 『専任媒介契約』or『専属専任媒介契約』を結んだ場合
媒介契約の違いによる仲介手数料の値引きの有無
仲介手数料の値引きが「できる⭕️・できない❌」には、媒介契約の違いによる、「複数業者との媒介契約が可能 or 不可能」が深く関係してきます。
- 専属専任媒介契約or専任媒介契約:1社のみ契約可能
- 一般媒介契約:複数業者との契約可能
専任媒介契約 | 専属専任媒介契約 | 一般媒介契約 | |
---|---|---|---|
複数業社との契約 | × | × | ○ |
他社への通知義務 | × | × | ○ ※明示型の場合 |
自己発見取引 | ○ | × | ○ |
契約の有効期限 | 3ヶ月以内 | 3ヶ月以内 | 指定なし |
指定流通機構への登録 | 7日以内に登録 | 5日以内に登録 | 任意 |
業務状況の報告義務 | 2週間に1回以上 | 1週間に1回以上 | 任意 |
仲介手数料の割引 | 可能 | 可能 | 不可能 |
専属専任媒介契約 or 専属媒介契約の場合
もし、あなたが複数業者との契約が不可能な、専属専任媒介契約もしくは専任媒介契約を結ぼうとしている場合、不動産会社にとっては媒介契約を結ぶ前が勝負です。
不動産会社の気持ち…
ウチとじゃなくて、他社と専属/専属専任媒介契約を結ばれたら…
- 商品を手にできない😫
- 仲介手数料を受け取るチャンスはゼロ😱
そのため、売主(=あなた)にとって魅力的な条件となる『仲介手数料の値引き』を提示して、専属専任媒介契約もしくは専任媒介契約を結びたがってきます。
一般媒介契約の場合
一方で、一般媒介契約の場合は、売主(=あなた)は何社とも媒介契約を結ぶことができるので、契約を結んだ不動産各社は、一番に買い手を見つけて売らない限り、手数料を受け取れません。
そのため、先に売るための競争はしますが、仲介手数料の値引きなどの契約内容の競争はしません。
よって、「仲介手数料の値引き」がありません。
不動産屋が受け取れる仲介手数料
- 専任媒介契約…売主からの手数料は確定🥰
(自分達で買い手を見つけられたら最高!) - 専属専任媒介契約…売主からも買主からも手数料確定🤑
(他社を気にせず自分たちのペースで売るだけ!) - 一般媒介契約…買主を見つけることができたら手数料GET
(うちで売らないとタダ働きになる…😫)
仲介手数料の値引きを引き出す方法
ここからは、「仲介手数料の値引きを引き出す方法」をご紹介していきます。
有効な方法は主に3つです。
みなさんが何もしなければ、不動産会社にとって損となる仲介手数料の値引きは基本的にありません。
値引きを引き出す方法
- 媒介契約締結前に値引き交渉をする
- 「一般媒介契約」を複数社と結び売却活動を開始後、「専任媒介契約」を持ちかける
- 三井のリハウスに相談をする
それぞれ詳しく解説していきます。
媒介契約締結前に値引き交渉をする
1つ目は、「媒介契約を結ぶ前に値引き交渉をする」です。
基本的に不動産会社は『専任媒介契約』もしくは『専属専任媒介契約』を結びたがります。
というのも、先ほど解説したように、確実に仲介手数料を手に入れたいからです。
ですので、それをうまく利用して「仲介手数料の値引き」を交渉しましょう。
一般媒介契約締結後、専任媒介契約を持ちかける
2つ目は、「一般媒介契約を一旦結び、好印象な不動産会社に専任媒介契約を持ちかける」です。
一般媒介契約を結ぶと、各不動産会社の比較ができます。
そうすると、印象の良い不動産会社がわかりますので、その不動産会社に専任媒介契約を持ちかけましょう。
「自社を選んでくれた」という印象をその不動産会社に与えることができ、「仲介手数料の値引き」を引き出しやすくなります。
三井のリハウスに相談をする
3つ目は、「三井のリハウスに相談する」です。
私のように、「交渉や駆け引きはニガテ」という方もいらっしゃいますよね?
そんな時は、売却について三井のリハウスと相談をすることをおすすめします。
- いくらで売りたい
- 〇〇万円手取りを受け取れるように売りたい
正直に相談することで、私が経験したように値引きを提示してくれることが十分にありえます。
というのも、他社を通して売却されるより、受け取れる仲介手数料が減っても、自社で売りたいからです。
なによりも、不動産業界の最大手なので余裕が違います。
マンションを高く売却できる簡単かつ最強の方法
ここまでは、仲介手数料の値引きについて紹介してきました。
しかし、本当にマンションを高く売却したいのであれば、仲介手数料の値引きにこだわるよりも、「今すぐ無料査定に申し込むこと」の方が、何倍、何十倍、何百倍も効果的です!!!
査定に申し込むタイミングが早い >>> 仲介手数料の値引き
今すぐ無料査定に申し込むべき理由
なぜ、今すぐ無料査定に申し込むべきなのかと言いますと、「不動産は水物」と言われるほど、売れるタイミングを読むことが難しいからです。
それはプロだとしてもです。
- 買い手が現れるタイミングを読めない
- 買い手のローン審査が長引く場合がある
- 買い手が引っ越したい時期が遅い場合がある
そのため、売却期間に余裕を持たないと、大きな損失が出てしまいます。
- 余裕がなくなり不要な値引きをしてしまう
- 次の住居とのWの支払いをする羽目になる
この状況は本当にキツいですので、避けるべきです。
あわせて読みたいプロは教えてくれない!素人の私たちがマンションを高く売る方法
迷っているだけで数百万円も損する
紹介しました通り、迷っている時間こそが一番の敵ですので、まずは無料査定に申し込んでみてください。
もし、査定額を聞いて「売らない!」「売りたくない!」となったのであれば、「今回はやめます」と査定に来た営業さんにお伝えください。
無理な勧誘なく「機会があればよろしくお願いいたします」と手を引いていってくれます。
住んでるお家をブン取ろうとするほど、悪魔ではありません。
迷ったら大手の不動産会社の無料査定
「無料査定はわかったけど、どの不動産会社に頼めばいい?」
こう思った方におすすめしたいのが、先ほども紹介した三井のリハウスです。
三井のリハウスのよかったところ
- 圧倒的かつ活発な売却活動
- 豊富なノウハウ
- 大手ならではの安心感
- 丁寧な説明
お任せする不動産会社次第で、売れなかったり、安く売り叩かれたりと、数十万円から数百万円もの損失が出るのが、不動産の売却です。
その大きな損失を避けるためには、不動産会社選びはとても大切です。
地元密着型の不動産会社もそれなりの強みを持っていますが、持っている販路やリソースを考えると、三井のリハウスなどの大手の不動産会社がおすすめです。
順位 | 不動産会社 | 仲介件数 |
---|---|---|
1位 | 三井のリハウス | 41,183 |
2位 | 東急リバブル | 28,750 |
3位 | 住友不動産販売 | 38,144 |
現在の価値を知りたいだけでもOK!
いくら「査定が無料」だとしても、どこか抵抗を感じてしまいますよね?
- セールストークに乗せられそう
- 無理に勧誘されそう
- 大きな金額だから損したくない
たしかに、不動産会社からしたら、貴重な商品ですので、「ぜひとも売り出して欲しい!!」と思うのは本音でしょう。
しかし、大切な住居を無理やり売り出そうとするほど、不動産会社は悪魔ではありません。
- 査定をしたけどやっぱり売らない
- とりあえず今の価値だけ知りたい
三井のリハウス公式HPでもアナウンスされているように、無料査定だけで終わっても全く問題ありませんので、安心してください。
マンションを売却する意思が固まっていない状態で査定だけ依頼しても問題ありません。
『マンションの査定だけを依頼してもよい?無料査定の方法や注意点についても解説』:三井のリハウス
いち早く、査定をして価値を知ることこそが高額売却ができるコツです。
実は一括査定サイトが厄介な理由
一括査定サイトじゃダメ?
一括査定サイトで複数業者から査定をしてもらうのも一つの選択肢ですが、一括査定サイトの厄介な点が『不動産会社からの電話ラッシュ』です。
申し込みをした直後から、『①対応しきれないほど大量の電話』『②名前を聞いたこともない業者からの電話』がきます。
さらに、不動産会社によって、査定額が変わるわけではありません。
- 車の売却と異なって、複数業者で競争して値段が上がっていくものではない
- 査定額が出たところで、その額で売れることが決まったワケでもない
これらの理由から、一括査定にはそれほど旨味がありません。
唯一ある旨味をあげるのであれば、不動産会社の比較ができる点です。
時間的余裕がある方は、挑戦してみてもいいかもしれません。
【数字でわかる】値下げと仲介手数料値引きのインパクト
ここからは、具体的な数字とともに、仲介手数料の値引きと売却価格の値下げが、手元に来るお金に影響を与えるかを紹介していきます。
まず、マンションを高く売るには、基本的に次の2通りの方法しかありません。
- 仲介手数料を値引く
- 販売価格を高く設定する
売却額 | 仲介手数料 |
---|---|
200万円以下 | 売却額×5%+消費税 |
200万円超400万円以下 | 売却額×4%+2万円+消費税 |
400万円超 | 売却額×3%+6万円+消費税 |
一方で、仲介手数料が高いまま、販売価格を安くしてしまったら、大損失につながります。
売却価格の値下げは売主にのみ大きな痛手
売却価格の値下げは、正直、売主にとってかなりの痛手です。
まずは、マンションの売却価格の値下げによってどれほどの損失が出るのか、例をもとに紹介していきます。
⇨ローン残高が2,500万円だとすると次のようになります。
(※登記費用などの他の諸費用は考えないこととします)
3000万円で売却できた場合
90万円+6万円+消費税=仲介手数料
- 仲介手数料…105.6万円
- ローン返済後の手取り…394.4万円
2900万円で売却できた場合
87万円+6万円+消費税=仲介手数料
- 仲介手数料…102.3万円
- ローン返済後の手取り…297.7万円
100万円値下げると…不動産会社は3.3万円の痛手しかない、売主は96.7万円も手取りが減る
例からわかるように、売却価格を100万円下げても、不動産会社が受け取る仲介手数料は3.3万円しか下がりません。
結果として、売主側が受け取る金額が思いっきり下がることになります。
このことから、値下げは、売主(=あなた)にとってのみ、大きな痛手となることがわかりますよね。
仲介手数料の割引きはどれほどの効果がある?
ここからは、仲介手数料の値引きの効果はどれほどあるのかを紹介していきます。
私が経験した売却で提示された「10%の仲介手数料の値引き」を適用するとどうなるか見てみましょう。
⇨条件は先ほどと一緒で、ローン残高は2,500万円とします。
※{}内は割引前の金額
3000万円で売却できた場合
(90万円+6万円)×0.9+消費税が仲介手数料
- 仲介手数料…95.04万円{105.6万円}
- ローン返済後の手取り…404.96万円{394.4万円}
2900万円で売却できた場合
(87万円+6万円)×0.9+消費税が仲介手数料
- 仲介手数料…92.07万円{102.3万円}
- ローン返済後の手取り…307.93万円{297.7万円}
受け取れる金額の大幅な減少は免れませんが、10万円ほどは受け取る金額が上がることがわかります。
物件の価格が大きいため、小さく見えがちですが10万円は大きい金額であることは変わりありません。
大切な物件の値引きをするようであれば、仲介手数料の値引きもご検討ください。
【肝に銘じて!】マンション売却において売主は神である
不動産の売却において、売主がいなければ不動産会社は手数料=収益を得ることはできません。
なので、へんてこりんな契約をしてくることはほぼないと言えます。
しかし、あらゆる営業トークを駆使し、あなたを言いくるめてくる可能性は否定できません。
でも、安心してください。
ポイント!
- こことの契約は失敗だったな
- ここの営業マンはよくないな
- ぜんぜん売却活動してくれないな
と思ったら、その不動産会社との契約は解除してしまいましょう。
いつでも解除可能です。
商品であるあなたの大切な物件を失って困るのは不動産会社だけです。
無数にある不動産会社ですので、よりいい不動産会社を吟味して、いいと思った不動産会社と契約を結べばいいのです。
不動産の売却において一番の敵は行動しないこと
不動産の売却はほとんどの人にとって、初めてです。
だからこそ、早めに行動しなければいけません。
先延ばしにすればするほど、精神的余裕がなくなり、金銭的にも苦しむ恐れが出てきます。
「早すぎるかな」これが実は遅かったりもします。
なので、思い立ったが吉日、今日から行動に移しましょう。
わからないことが多いですが、三井のリハウスはわかりやすく誠実に説明をしてくれますので、安心してください。
買い手=お客さんにも安心感を持ってもらえるように、不動産業界の大手である三井のリハウスに仲介をお願いすることはおすすめです。
仲介手数料の割引も期待できて、お得ですし、販売活動も活発なので、早期の売却も期待することができます。